75歳の母の運転免許のこと〜返納すればいいわけではない

母の75回目の誕生日に思ったこと
「運転免許返納について」

今日は母の誕生日でした。

今朝母に電話をかけて、誕生日のお祝いと感謝の気持ちを伝えました。
母がいてくれたから、今の私があります。母の誕生日は、私の原点の日だと思っているのです。

さて、母の年齢は75歳。後期高齢者になりました。

電話越しに母が「医療費負担が1割になったよ」と嬉しそうに言いました。
「そうっか、でも病院になるべくかからないように、健康気をつけてね」と私は言いました。

そして話題は「運転免許の高齢者講習」になりました。
「この間、自動車教習所に行ってきて、なんだかかんだか、いろいろ受けてきた。それで、無事に免許もらえるごとになった」と母。

「ああ。高齢者講習に行ってきたのね。車運転できるんだ、いがったね」と私。

そして私の口を突いて出てきたのは、「母さん、そうはいっても気をつけて運転してや。年取れば反応鈍くなるんだがら」でした。

そう言いながら、ちょっと自分で悲しくなりました。母の年齢からくる衰えを、私が決めつけるかのような言葉が出てきたからです。

自分の心の中にいる母は、ずっと元気で明るい姿です。物忘れや、ちょっとした勘違いなんか気にしない、元気な母でいてほしい。でもきっと、だんだん年老いて行って、いつか運転免許も返納し、やがて介護状態になるのだろうかと、最近考えるようになりました。

母の運転の心配をするようになって最近気になるようになってきたのが、高齢者ドライバーの悲惨な事故の報道です。かなり頻繁にニュースを目にするようになってきました。

事故のニュースが増えるに従って、高齢者ドライバーの免許返納件数は急激に増えているといいます。家族も悲惨な事故を起こしてほしくないと願い、返納を進めるケースも多くなっているようです。

しかし一方で、早期に運転免許を返上すると認知症になるリスクが高まるという研究結果もあります。


免許返納で要介護リスクが8倍に!高齢者の事故は運転能力の向上で予防できる?
みんなの介護「特集」超高齢社会の「今」がわかる
ニッポンの介護学 より

運転を止めると要介護になるリスクが8倍に

国立長寿医療研究センターが65歳以上を対象に行った調査では、運転をやめた人が要介護状態に陥るリスクは、運転を続けている人の約8倍。運転をやめた後に認知症が一気に進んでしまったという事例もあり、生活上の必要性だけでなく健康的な面からも、一律に運転をやめるよう高齢者に求めるのはよくないとの声は多いです。


一概に年齢で返納のラインを引くのではなく、高齢者一人一人の状態に応じた、きめ細かい対応がこれからの免許行政にも必要だと思います。

そして、免許返納に繋がらないためにも認知機能維持のために「トレーニング」をすることも、大切な予防の一つです。

こんな試みもあるそうです。


運転寿命延ばす試み、教習所と連携し支援 医療・研究機関が訓練プログラム
中日新聞Web

高齢者や、障害を負った人が安全に運転を続けるにはどうすればいいのか。高齢ドライバーらによる事故が社会問題となり、免許の自主返納や、周囲が返納を促す動きが広がる半面、地方では車がないと不便な生活を強いられる例も少なくない。医療や研究の現場では、自動車学校と連携して訓練プログラムをつくり、「安全運転寿命」を延ばす試みが始まっている。


安全運転寿命を伸ばす試みや、自動運転の技術のさらなる発展などが進んでいって、一層暮らしやすく、便利な社会生活が続けられることを願っています。

いつまでも元気で、その人らしく、地域で暮らし続けていってほしい。

それがナミ子の願いです。


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